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音楽好きにとって欠かせないツールとなりつつある、定額制音楽配信サービス。「Apple Music」や「Spotify」、「AWA」などの定番サービスに加え、K-POPが豊富な「KKBOX」やレコチョクが提供する「RecMusic」など、さまざまな特色ある定額制音楽配信アプリがあり、一体どれを使えばよいか迷っている方も多いと思います。

今回は雑誌やネットでランキング上位の定額制音楽配信サービス15商品を徹底的に調査して、最もおすすめの定額制音楽配信サービスを決定したいと思います。

比較検証は以下の3点について行いました。

  1. レコメンド機能
  2. プレイリストの面白さ
  3. アプリの使いやすさ

果たしてどの商品が最良の定額制音楽配信サービスなのでしょうか? 定額制音楽配信サービスの選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ登録の際の参考にしてみてください。

これまで知らなかった楽曲やアーティストとの新しい出合いが面白い!音楽配信サービスとは?

定額制音楽配信サービスとは、毎月定額の料金を支払えば、サービス内で配信されている楽曲を好きなだけ聴くことができるサービスです。定額制音楽ストリーミング配信サービスや、サブスクリプション型音楽配信サービス(サブスク)とも呼ばれています。

定額制音楽配信サービスではいくら聴いても同じ料金なので、楽曲を聴けば聴くほどお得になります。そのため、アルバム毎に料金を支払って音楽を聴いていた時には、「お金がかかるなら聴かなくていいや」と触れてこなかったような楽曲でも、定額制音楽配信サービスでなら気軽に聴けるようになります。今まで以上に幅広い楽曲やアーティストにたくさん触れられる点が大きな魅力のサービスです。

音楽配信サービスの選び方

ここからは、定額制音楽配信サービスを選ぶ際のポイントについてご説明します。自分にとって使いやすいサービスを選ぶにはどうしたらよいのか、ぜひ考えながら読んでみてください!

① 満足度に直結!聴きたいジャンル、アーティストがカバーされているかを最初にチェック

定額制音楽配信サービスに登録する上でまずはじめにチェックしたい点は、自分の好きなアーティストの曲がしっかりと取り扱われているかです。

サービス内で収録されている楽曲数が多くても、まずは自分のきたいアーティストが広く取り扱われているか必ずチェックするようにしましょう。確認せずにいざ登録してみると、好きなアーティストが取り扱われていなかったり、アルバム一枚分しか楽曲がなかったりということがあるので、注意が必要です。

大抵のサービスには無料で一定期間サービスを体験できるようなプログラムが用意されています。必ず無料体験期間を利用し、楽曲のラインナップに満足できてから登録をするようにしましょう。

② 音楽配サービスを楽しむポイントは、新たな曲との出会い!レコメンドやプレイリストが充実したサービスを選ぶ

サービス内で配信されている数千万もの楽曲を、どれだけ聴いても定額なのが魅力。今までの買い切り制なら聴こうと思わなかった、あんな曲やこんな曲も、試しに聴いてみると意外とハマってしまうことも。

数ある楽曲のなかから、まだ見ぬ自分のお気に入りと出合うには、自分の好きそうな楽曲やアーティストをおすすめしてくれるレコメンド機能や、サービス内で配信されている楽曲を運営やユーザーが各々のチョイスで再編集し直した楽曲リストであるプレイリスト機能が充実したサービスを選びましょう

③ 便利なサブ機能が盛りだくさん!自分にあった機能のあるサービスを選んで、より快適な音楽体験を

楽曲のライナップや、検索機能では決めきれない場合は、日常的に使用するツールとしての使いやすさにも注目してみましょう。以下では、代表的な3つの機能をご紹介します。

データ容量を節約したいひとは、楽曲ダウンロード機能はマスト

音楽配信サービスでは、楽曲を再生する度にデータ通信が発生します。そのため、あれもこれもと音楽を聞いているうちに、少しずつ通信データを消費していって、月末に通信制限がかかってしまうのはよくある話。

そんな事態を避けるためにも、通信量を節約したい人は、楽曲を端末にダウンロードできる機能のあるものがおすすめ。Wi-Fiにつながった環境などで、楽曲を1度端末にダウンロードしてしまえば、データ通信量を気にすることなく音楽を楽しむことができますよ。

友達と好きな曲を教え合いたいなら、楽曲やプレイリストの共有機能は必須

楽曲・プレイリストの共有機能があれば、家族や友達、恋人と、お気に入りの音楽をシェアすることができます。

何曲聴いても定額のサービスなら、友達からおすすめされた曲も気軽に聴くことができるので、どんどん音楽の趣味の輪が広がりますよ。

街でふと耳にした音楽をすぐに調べて聴きたいなら、音声検索機能が便利

店内で流れてる音楽を気に入った時、「この曲の名前はなんだろう?登録してまた後で聴きたい」と思ったことはありませんか?そんなとき、音声検索機能があれば、流れている音楽を録音して検索し、そのまま端末に保存することもできます

④ 月々の料金を安くしたいなら、学割・ファミリープランが使用できないかチェック。機能の一部に制限がかかる無料プランも

定額制音楽配信サービスの値段は1,000円前後が一般的。しかし月々支払うお金だからもう少し安くできないかと悩ましく感じる方もいらっしゃいますよね。

そんな方は、料金プランに自分が利用できるお得なプランがないかを確認しましょう。代表的なプランとして、家族で加入することで一人あたりの料金が割安になるファミリープランや、学生を対象に月額料金を割引してくれる学割プランなどがあります。プランの利用条件に当てはまりそうな場合は、積極的に活用するようにしましょう。

また、いくつかの定額制音楽配信サービスの中には、一部の機能や音質に制限がかかる代わりに、無料でサービスが利用できるプランもあります。普段「流し聴き」がメインの方など、ガッツリ音楽を聞くわけではないのであれば、無料プランがあるサービスを選ぶのも手です。

⑤ 楽曲の更新頻度が心配な人は、最近の追加情報に大物アーティストのリリースが含まれているかどうかをチェック

音楽の配信サービスが浸透しきっておらず、楽曲を提供していないアーティストがいます。特に邦楽好きな方は、サービスの更新頻度に注意しないと、大好きなあのアーティストがサブスクを解禁したけれど、自分の登録しているサービスには、楽曲が提供されていない!といった事態になりかねません

そんな事態を避けたいなら、サービスの楽曲更新頻度の目安として、大物アーティストの楽曲提供をいち早く受けられているのかをチェックしておきましょう。最近でいえば、嵐やaikoのダウンロード・ストリーミング配信解禁が話題になりましたが、このようなときに、しっかりとリリースに参加しているサービスを選べば楽曲の更新性に関していえば及第点といえます。

⑥ 音質の差はどこも大きく変わりなし。特別なこだわりがないなら、気にしなくてもOK

各定額制音楽配信サービスや、サービス内のプランによって、再生できる楽曲の音質に差がある場合が多々あります。しかし、普段から音質にこだわって楽曲を聴いている方でなければ、聞いていて大きく差を感じることは、ほとんどありません多くの人の場合は、サービスを選ぶ上で音質の際はそこまで気にする必要はないといえます。

また、中には月額料金が少し上がる代わりに、ハイレゾという超高音質な音源を提供しているサービスもあります。しかし、現在多くの方が使用している、Bluetooht通信を用いたワイヤレスイヤホンのほとんどでは、ハイレゾ音源に対応していません。そのため、もしそのようなサービスに入会するのであれば、自分の持つオーディオ機器がハイレゾ音源に対応しているかのチェックも忘れないようにしましょう。

検証①:レコメンド機能の満足度

検証②:プレイリストの面白さ

検証③:アプリの使いやすさ

今回検証した商品

  1. AWA|AWA
  2. Amazon|Amazon Music Unlimited
  3. Apple|Apple Music
  4. Deezer|Deezer HiFi
  5. Google|Google Play Music
  6. KDDI|うたパス
  7. KKBOX|KKBOX
  8. LINE MUSIC|LINE MUSIC
  9. NTTドコモ|dヒッツ
  10. Spotify|Spotify
  11. YouTube|YouTube Music Premium
  12. アニュータ|ANiUTa
  13. ソニー・ミュージックエンタテインメント|mora qualitas
  14. レコチョク|RecMusic
  15. 楽天|Rakuten Music

検証① レコメンド機能の満足度

レコメンド機能の満足度

定額制音楽配信サービスにおいて最も重要な機能とも言えるのがレコメンド機能です。

今回の検証では、モニターを4人用意し、各々が好きに15曲の楽曲を、各サービスで再生して履歴を作成。その後サービスがおすすめしてきた楽曲を聴いて、好みかどうかと意外性を軸に評価をしました。

【検証ハイライト】及第点レベルは、15サービス中3サービスのみ!レコメンド機能は相性によるところが大きい

【検証ハイライト】及第点レベルは、15サービス中3サービスのみ!レコメンド機能は相性によるところが大きい

今回の検証で、及第点を超えるサービスは15サービス中1サービスのみにとどまり、及第点に限りなく近いサービスを含めれば、3サービス程度でした。

各モニターの評価を見てみると、それぞれ異なるサービスに最高評価をつけていました。レコメンド機能にある程度の良し悪しの傾向はあるものの、最終的には個人との相性によるところが大きいということがわかります。

より自分と相性の良いサービスを選ぶためにも、必ず無料体験を利用し、使い込んでみることが重要です。

検証② プレイリストの面白さ

運営やエディター、もしくはユーザーによって編集されたプレイリストを4人のモニターそれぞれにチェックしてもらい、そのラインナップやコンセプトを評価をしました。

その際に重視したのは、自分では探せなかった曲との出合いに、どれだけ貢献できるかという点。表示されたプレイリストの切り口や選曲に対して、思わず中の曲を聞きたくなるような、興味が湧く面白さと、自分では思いつかなかった・見つけられなかった、選曲の意外性を軸に評価をしました。

【検証ハイライト】及第点を超えたのはトップの3サービスのみ。場面や状況、心境にマッチしたプレイリストが好評に

今回の検証の結果、成績トップ3のサービスが大きく他のサービスと差をつける結果となりました。

上位3つのサービスは、その場の状況や心境にマッチしたプレイリストが自然と上にあがってきて、つい興味を惹かれてしまうものが多くありました。

検証③ アプリの使いやすさ

アプリの使いやすさの検証では、定額制音楽配信サービスを日常的に使うことを想定し、各サービスが採用している仕様や機能を調べ、評価を行いました。

検索の予測変換の幅広さや、ダウンロード機能、歌詞表示機能など、検索から音楽再生に至るまでの10項目について調査を行い評価しています。

【検証ハイライト】圧倒的に使いやすいサービスが15サービス中3つという結果に。差がついたのはプラスαの機能の有無

今回の検証では、成績トップ3に該当するサービスが、他を大きく離す結果となりました。なかでも大きく差が出たのは予測変換の柔軟性や、便利な機能の有無

アプリ内で音質や、音の強弱を調節できるイコライザー機能や、流れてる音楽を聞き取って検索してくれる、音声検索機能など、どちらもあれば便利だが、なくても困らない要素です。

もしよりツールとしての便利さを楽しみたいのであればこれらのポイントに注目してみると、快適な音楽ライフがおくれますよ。

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